「MAQUIA」4月号では、海外セレブからも愛されるメイクアップアーティスト、松井里加さんにインタビュー。彼女が考える、繊細美肌の哲学にフォーカスします。

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松井里加さんが考える

繊細美肌の哲学


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松井里加
メイクアップアーティストを志し20代でNYへ。帰国後はモード誌や広告で活躍。その人自身が最高に輝くメイクに女優からの指名が絶えない。


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“キメが細かく、ツヤが生きる肌が日本人女性の強み

――Rika Matsui


キメの細かい日本人の肌にはグローな肌が似合う

NYを拠点に6年、メイクアップアーティストとして活動。帰国後の今も、欧米人モデルとの仕事も多い松井さんが考える日本女性の肌の素晴らしさとは“キメ細かく艶やかなところ”だと言う。「欧米の方はうぶ毛が長い人も多く、リキッドファンデーションがのりにくい場合も。だからパウダーで仕上げるフォギーな質感が似合うんですね。対する日本女性の肌は、湿度の高い環境にいるおかげでシワができにくく、キメが細かい。ツヤをまとった時がいちばん美しく見えます。私はスキンケアで整えた後、ファンデーションの綺麗なツヤをパウダーで消さないように意識しています。目元や頬も肌とツヤの質感をそろえることでその人自身の肌そのものが美しく見えるんです」


“全部を盛らずにどこか
引くパーツを作る
とポイントが立ってくる


“ツヤとマット、光と影など
顔の中で対極を作ると映える


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ベースメイク

「色でカバーするのでなく、自分の肌トーンに整えます」

ベースメイクの前の念入りな保湿が松井メイクの神髄。「乾いた肌ではベースメイクが濃くついてしまうので保湿が大事。油膜が邪魔になるクリームや重たいオイルは使わず、ブースターや乳液など浸透性の高いものを選んでいます」

シャバシャバの下地は薄膜で肌をトーンアップ。プロディジー CEL グロウ ローズ UV ベース SPF50・PA++++ 30ml ¥13500/ヘレナ ルビンスタイン(4月3日発売) B 伸びのよさ、ツヤの美しさが最高。ロングラスティング リキッドファンデーション SPF22・PA++ 全10色 30ml 各¥9000/アンプリチュード C ツヤ作りに欠かせない。ボーム エサンシエル スカルプティング ¥5500/シャネル


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1 顔の中心から外にムラなくのばす

Aの下地を額・両頬・鼻・アゴに5点置きしたら、面の広いスポンジを使ってなでるように広げていく。下地のあと、Bのファンデーションも同様の手順で。

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2 繊細なタッチで薄軽な化粧膜に

ファンデーションは首の色に合わせた色を、顔全体でパール1粒ほどのごく少量だけ使用。塗り終わったら、スポンジの何もついていない側で全体をならす。


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3 目の周りと小鼻にFDを重ね塗り

肌の質感が均一になるようにコンシーラーは使わず、ファンデーションでカバー。力の入らない薬指でトントンと。皮膚が全く動かないほど繊細なタッチで。


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4 ハイライターでツヤを演出

Cを頬骨の上からこめかみに向かってスッと引き上げる。アイシャドウを塗ったあとにまぶたの上、両目頭に小さく、鼻根に短く細く入れると自然なツヤが。



MAQUIA 4月号

撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル・松井さん分) 橋口恵佑(物)  ヘア&メイク/松井里加〈A.K.A.〉 スタイリスト/鈴木美智恵 モデル/大塚まゆか 取材・文/平 輝乃 構成/火箱奈央(MAQUIA)

※本記事掲載商品の価格は、本体価格(税抜き)で表示しております。掲載価格には消費税は含まれておりませんので、ご注意ください。


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