いつも抜群にかっこいいと思っていた制服の美少年が私服になった途端、とてつもなくかっこ悪く見えた瞬間……。「この人の彼女になれたら♡」と女心を独占する、デキる男がスーツを脱いだら実はそうでもなかった瞬間……。現実にはいつだって「魔法がとける瞬間」がある。そしてそれは、思ってもいない絶妙なタイミングでやってくる。女なら誰だって、こんな恋心がスッと冷めてしまう、残酷な瞬間を一度は経験したことがあるはず。

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 でもこれ、男だって同じ。男心を一瞬で萎えさせる、魔の瞬間が結構ある。それも日常にあふれているのがまた怖い。
 その残酷な瞬間の断トツ上位にくるのが「エレベーターの中」。オフィスのエレベーターはもちろん、最も残酷度を極めるのが飲み会後のそれ。エレベーターの照明はどんな美肌も美人も容赦なく、どんよりくすませ、おブスに見せる女の天敵。狭い空間で足下に落ちる青みがかった光は、顔に影をつくり、おまけに古くさい印象に見せてしまう。飲み会はお酒も入り、やわらかい照明が女のコを抜群に可愛く見せてくれる色っぽい時間。恋の予感がじわりと滲みだす甘い瞬間が、エレベーターに乗った瞬間に一変……その落差は致命的。「このコめちゃくちゃ可愛いかも」から「うわ!? どーしよ、どーやって別れよう」へと男のキモチを激変させる。だからこそ、女ならこの魔の瞬間をなんとしてでも攻略したいし、過酷な状況でも優勢に導く技を備えておきたい。最終的にはエレベーターの中でも「やっぱりこのコ、やばいくらいに可愛い」と思わせたい。

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血色チークで魔の空間を可愛く乗り切る!


 そんなとき、強い味方になるのが肌温度をじんわり上昇させ、ほろ酔いの色気と可愛さを滲ませる血色チーク。これさえあれば魔の密室だって自信をもって可愛くいられる。さらに、エレベーターの中で顔に影が落ちすぎないよう、少しだけ顔を上向きにすれば、芽生えた恋心を確定させられるはず。


MAQUIA2015年4月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/菊地泰久〈vale.〉 ヘア/津村佳奈〈Un ami〉 スタイリスト/松村純子 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)


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