「MAQUIA」11月号では、メイクで”色”の上手な取り入れ方をプロのヘアメイクが回答します。

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効果を知って使えば、キレイ倍増
を味方につけて
美人印象ひとり勝ち

私たちの心理や行動に大きな影響を与えると言われる“色”。その効果は女性美にまで波及。

オンorオフタイムのさまざまなオケージョンで、美人印象を与えるための色の取り入れ方をお教えします。


教えてくれたのはこの3人!

ヘア&メイクアップアーティスト
木部明美さん

数多くの芸能人やモデルのヘア&メイクを担当する超人気者。その鮮度あるテクにラブコール殺到。


資生堂
大久保紀子さん

資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト。雑誌やTVなどでも活躍。女性美を熟知する人物。


カネボウ化粧品
平尾清香さん

美容研究所 メイクアップアーティスト。多くのブランドの商品開発支援や情報開発にも携わる。


Q 肌に合うファンデーションの見つけ方は?

A 頬の広い面にのせて自然になじむ色を選択


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「よく言われている首とエラの境というよりは、輪郭より少し内側〜頬にかけて、わりと広範囲にFDをのせてなじむ色を見つけましょう」(大久保さん)

「意外にもエラ部分は肌の色が白く、そこに合わせると締めたい輪郭が膨張して見えるので逆効果に。輪郭より内側が鉄則」(木部さん)


Q 自分の肌が何色ベースなのか分からない!

A セルフ診断なら皮膚が薄い顔の中央部分で

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「顔の中心部分は他のパーツより皮膚が薄いので、肌色タイプを判断しやすいエリア」(木部さん)

「FDの色選びはもちろん、カラーメイクでも、必ず自分の肌色がベースに。資生堂の店頭には、その人に合ったおすすめカラーを診断できる機械がありますので、一度ご相談を」(大久保さん)


Q しっくりくる眉カラーは?

A ナチュラルに見せるなら髪色と瞳の中間色を

「髪の色をベースに、キリッと見せるには少し暗め、遊び感を出すには少し明るめを。極端なトーン差は眉だけが浮いて見えるのでNG」(平尾さん)

「髪と瞳の色の中間色だと自然な仕上がりに。そこに今季のトレンドを入れるならほんのり赤みを」(大久保さん)


Q 今、流行の色が変わるリップ。その仕組みは?

A 水分やタンパク質による美の化学反応

「pHリップの定義は、唇の水分に反応して染まるもの。当然、それぞれの唇の水分によって違うので、ある意味パーソナルなカラーとなります」(平尾さん)

「シフォネットは唇のタンパク質に反応して染料が出てくるという原理。色持ちがよく、透明感がある発色が特徴です」(大久保さん)

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(右)唇の水分に反応し、自分だけのカラーに。発色の仕方は千差万別。ケイト カラーセンサーリップティント BK- 1¥1400/カネボウ化粧品 (左)唇のタンパク質に反応。ピンク~赤みの自然な血色リップに。シフォネット リップスチック ① ¥1000/資生堂


Q メイクを濃くせず印象を強めるには?

A 肌色ベースと逆の色で印象が際立つ!

「自分の肌色のベースが分かれば、カラーメイクでなりたい印象も自在に操作できます。例えば、黄み系の肌ならオレンジなどの同系色だとなじんで自然でソフトな印象に。逆に赤み系のピンクなどは肌になじまず冴えるので、華やかで女っぽい印象に」(平尾さん)


Q 肌色に関係なく迷わず使えるチークが知りたい!

A どんな肌色にもなじむ赤系を選択

「レッド系のチークは万能カラーです。比較的明るい肌色でも暗めの肌色でもなじんでくれます」(大久保さん)

「チークはベースメイクの延長。どんな明度の肌にもなじみがよく、肌をキレイに見せる1色をあげるなら、くすみ感もケアしてくれる“赤系”のものがおすすめです」(平尾さん)

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(右)青みレッド。ヴィセ リシェ リップ&チーク クリーム RD- 6 ¥1000(編集部調べ)/コーセー (左)血色肌を叶える! インテグレート メルティーモードチーク RD382¥1200(編集部調べ)/資生堂


MAQUIA11月号

撮影/神戸健太郎 ヘア&メイク/木部明美〈PEACE MONKEY〉 スタイリスト/河野素子 モデル/スミス 楓 取材・文/靏田由香 構成/火箱奈央(MAQUIA)


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