これから迎える年末は、パートナーとの特別なイベントが増えるシーズン。「MAQUIA」1月号では、そんな大切な夜をよりスペシャルにする、神崎流テクニックと心がまえを伺いました。

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神崎 恵 Megumi Kanzaki
mnuit主宰。ビューティライフスタイリストとしての活動の他、累計90万部を超える著書の執筆をはじめ、雑誌の撮影やトークショーなどで全国を飛び回っている。最新著書『MAKE ME HAPPY vol.2』(扶桑社)も大好評発売中。


年末のイベントメイク
彼好みの私をベースに、旬の赤でメイクに華を!

 大好きなひとに綺麗だと思われたい。という女心。大好きなひとに綺麗だと認めさせたい。という女のプライド。自分の年齢も、見た目も、性格も取り払い、なんとしてもその思いを満たしたい日がある。それが「クリスマス」や「年末ディナー」という今年最後のとっておきの1日。年末のイベントはなぜかいつもより力が入る。みなが同じようにその日を意識し、粛々と準備を進め迎える日。それに加え、もうすぐ終わってしまうという切なさと新しいものに踏み入れるどきどき。だれもがなぜかソワソワし心が浮き立つ魔法がかかる月だからかもしれない。
 この日は自分という女の見せ所。「この日こそは」というイベントででる女の底力。そしてソワソワに刺激され、上昇している心の反射神経。この二つが合わさるときこそ、恋の温度を上げる絶好すぎるチャンス。まだ始まる前の彼と、初めてこの日を過ごす彼と、もう何度もこの日を一緒に過ごしている彼と。時間の長さは関係なく、彼の眼差しに魔法をかけてくれるかもしれない大切な日だからこそ、最高に綺麗な自分を見せてあげたい。この日に必要なのは「彼好みの女になる」という潔さ。自分の好みや考えももちろんある。けれどこの日ばかりは全身全霊で彼の「好き」に忠実になりたい。媚びではなく、大切なひとを気持ちよくする感覚。言ってみれば最高のエスコート。見ても、触れても、嗅いでも、聞いても、どれをとっても好みで気持ち良い。そんな女になりたい。
 まずは、その日のために今からリサーチを開始。彼の何気ない「いいね」や視線の先を収集する。髪、服、香りや雰囲気、そしてそれをカタチに組み立てていく。そこに加えたいのがちょっとしたインパクト。特別感を感じさせるトラップを1つだけ添えるのが更なるどきどきを誘うコツ。今年の年末ならば、断然赤い唇。赤はそれだけで特別な空気をくれる。そして、赤は女を女にしてくれる色。知的さを生む存在感のあるしなやかなアイラインと合わせることで、彼の眼差しはとろんと熱を持ってくれるはず。


神崎流・美人レシピImage title

私を引き立てる
華奢なアクセサリー

かしこまった席にパールのネックレスや大ぶりのリングも素敵だけど、今回の主役はあくまでも自分! アクセサリーは華奢なものを重ねづけし、「スペシャルな私」を引き立てて。

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肌の艶と唇のマット、
質感のバランスも重視

ベースメイクとアイカラーは艶のあるタイプを選び、目元は黒のアイラインで瞳のフレームをしっかりと締める。口元はトレンドのマットな赤をさし、今日にふさわしい色っぽさをプラス。

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a 濃密ブラックのジェルラインが叶える、見惚れるほど印象的な瞳に。カリグラフィー ドゥシャネル 65 ¥4000/シャネル 

b 女性の肌を美しく引き立てる赤にこだわってきた、シャネルならではのリキッドルージュ。鮮やかでマットな仕上がりは女らしく品良く仕上がる。ルージュ アリュール インク 154 ¥4200/シャネル

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ゆるめカールで
女らしさを格上げ

イベントシーンに華を添える巻き髪、強いカールは今っぽくないし、男性ウケもイマイチ。毛先をほどよくゆるめに巻いたなら、女っぽいオーラも漂うし、彼好みの条件も難なくクリア。


MAQUIA1月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/菊地泰久〈vale.〉 ヘア/津村佳奈〈Un ami〉 スタイリスト/門馬ちひろ 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)


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