あらゆる苛立ち、悲しみ、怒り、モヤモヤを一気に吹き飛ばして笑いに変換! アルゼンチン映画史上最高の大ヒットを記録した、過激で痛快なブラック・コメディをご紹介します! 


ココまでやっちゃう!?

度肝を抜く展開が爽快な

笑いのジェットコースター

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★今回のオススメ新作映画★

『人生スイッチ』

監督/ダミアン・ジフロン 出演/リカルド・ダリン、オスカル・マルティネス、レオナルド・スパラーリャ、エリカ・リバス、リタ・コルテセ、フリエタ・ジルベルベルグ、ダリオ・グランディネッティ 公開/7月25日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー ©2014Kramer & Sigman Films / El Deseo


〈ストーリー〉

仕事の依頼を受けて指定された飛行機に乗ったファッションモデル、雄大な山に囲まれた一本道で、「トロいんだよ、田舎者!」と捨て台詞を吐きながらのろのろ運転の車を追い越した男、息子が起こした交通事故をもみ消そうとする大金持ち、結婚式当日に夫の浮気を知った花嫁など、不運にみまわれた男女6人のドラマを描いたコメディ。



ちょっとした

キッカケで

転落の人生へ!?

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【松山 梢の女子ツボPOINT!】

どんな人にも人生を変えるターニングポイントがあるはず。


ただしその分岐点は「ココ!」と明らかにわかるものもあれば、何気ない選択で状況が一変してしまうこともあります。


この映画に登場する人たちは、すべて後者。


ちょっとした日々の不満や出来心でチョイスした決断がキッカケで、坂道を転げるように見事な転落っぷりを見せるのです。



誰もが自分に

置き換えてしまう

エピソード満載!

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物語の舞台は地球の裏側、アルゼンチン。


モラル欠如の無慈悲で過激な展開は「ラテンなお国柄だからでしょ」と他人事を決め込みたくなりますが、よく見るとどのエピソードも「自分に起こるかも!?」と思えるものばかり。


特に、結婚式の最中に夫の浮気相手を知ってしまう花嫁の悲劇は背筋が凍るほどリアル


怒りで気が狂いそうになりながらも結婚式をやり通そうとする女の意地、そして夫への常軌を逸した恐るべき復讐法は必見です。




衝撃のあとに

訪れる爽快感と

笑いを体感して!

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気が重くなりそうなエピソードばかりに思えますが、実は大声を出して笑いたくなる爽快な後味が最大の魅力


なぜならどのキャラクターも、私たちが理性的であろうと日々抑制し、決して超えないようにしている一線を軽々と飛び超えてしまうから。


怒りを爆発させて感情を解き放つ彼らに、清々しさやうらやましささえ抱いてしまうから不思議です。


登場人物になったつもりで疑似マインド解放するもよし。


こっぴどい失恋をしようと、仕事で大失敗をしでかそうと、酔っぱらって醜態を晒そうと、「彼らに比べたらマシ!」と健やかに自己肯定をするもよし。


ショック療法のつもりで、ぜひ劇場へ。



★悲劇なのに笑える!? 辛口コメディパート1もチェック!

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〈映画ライター/松山 梢〉

映画のヒロインに感情移入することでかろうじて「女」であることを維持している、三十路まっただ中のライター松山 梢です。自分に足りない女っぷりを向上すべく、そして美意識の高いマキアオンライン読者の女っぷりをさらにアップさせるべく、愛すべき女子向け映画&ドラマを紹介していきます!



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