美容の世界にも、満を持して“ありのままこそ、美しい”という価値観がやってきた! 「MAQUIA」5月号では、「ありのままの素晴らしさ」を発信する人やブランドに、その理由を聞きました。

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もっと「私」基準でいいんじゃない?
美容は、自分を活かすためにある!

多様性のある美しさが叫ばれる昨今。画一的ではない美しさの提案や、肌が本来もつ力を活かした美容を展開するブランドの勢いから、今、目が離せない。


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下着次第で女性はもっと
自分のカラダを好きになれる


 タレントのバービーさんとのコラボで注目が集まる『ピーチ・ジョン』。発売と同時に完売サイズが続出、今でも問い合わせが絶えない。「多くの女性がもっと自分に自信を持てるように、というバービーさんの強い思いで実現。あらゆる体型の方が快適に美しいシルエットを叶えられるよう、サイズ展開やつけ心地を追求しました」(プレス 内藤綾子さん)

“「ありのままがいいじゃん」ていう世の中になればいい”
「大きな胸でも、小さな胸でも、日本人女性は自分が持っている個性を隠したがる。そんな文化に違和感を感じていました。自分のカラダを偽ることなくテンションが上がれば最高。この下着を通してそのお手伝いができたらすごく嬉しいです」
From バービー

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バービーさん直筆のデザイン画。女性らしさの象徴であるバストを、いかに心地よく、美しく見せるかを追求した。


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不健全な美の競争にストップを!

美容においても「空気を読む」女性に、美しさは自分自身が決めるものだという思いを発信する、『SK-Ⅱ』の「♯NOCOMPETITION 美は♯競争ではない」キャンペーン。「女性が自分らしく輝けるようにサポートしたい」(ブランドディレクター チャン・ヨージンさん)


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どんな個性もポジティブに変換

全身脱毛サロン『キレイモ』も、個性美にフォーカス。広告モデルに渡辺直美さんを起用したところ、「彼女のように前向きに自分らしくキレイになりたい」と言って訪れる女性が増えているのだそう。若い世代を中心に、個性をネガティブに捉えず、美しさとして受け入れているように。


人との違いにやさしい目線を

 「美容というツールを、標準美を目指したり、好感を求めたりするだけではなく、もっと自分を慈しむために利用しても良いはず」と語る長田さん。「内面に似合わせた美容で自分を表現できたら、きっと美容はもっと心地よく、楽しいものになるはず」

美容ライター 長田杏奈さん
「心身を整える美容を発信したい」と、昨年『美容は自尊心の筋トレ』を出版。コンプレックスに悩む女子のバイブルに。

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“自分のプロ”を目指す時代!

「生まれ持った素材とパーソナリティーが作る表情こそがその人らしさ。さらに年齢とともにその表情は変わり、唯一無二の宝、美しさになるんです」と吉川さん。「コンプレックスを持つなとはいわないけれど、隠したり諦めたりせず、自分の一部として受け入れ、自分を好きになって」

ビューティークリエイター 吉川康雄さん
NYを拠点に活躍するヘア&メイクアップアーティスト。「自分を大切にする」をテーマにしたWEBマガジン『unmixLove』を配信中。unmixlove.com

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MAQUIA 5月号

取材・文/野崎千衣子 構成/山下弓子(MAQUIA)


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