ダニエル・クレイグが４度目のジェームズ・ボンドを演じた人気シリーズの最新作が登場！ 新たに抜擢された美しきふたりのボンドガールと、愛すべきサブキャラにも注目です。
アクションもラブも
てんこ盛り！ 見どころ
満載のシリーズ最新作
★今回のおすすめ新作映画★
『007 スペクター』
監督／サム・メンデス 出演／ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ、レイフ・ファインズ、モニカ・ベルッチ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス 公開／12月４日（金）より全国ロードショー SPECTRE©2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved
＜ストーリー＞
少年時代を過ごした“スカイフォール”で焼け残った写真を受け取ったジェームズ・ボンド（ダニエル・クレイグ）は、その写真に隠された謎に迫るべく、メキシコ、そしてローマへ赴く。そこでボンドは殺害された犯罪者の元妻（モニカ・ベルッチ）と出会い、悪の組織スペクターの存在を突き止める。一方、ロンドンではマネーペニー（ナオミ・ハリス）やQ（ベン・ウィショー）の協力を得て、スペクター解明の手がかりとなるボンドの旧敵Mr.ホワイトの娘、マドレーヌ・スワン（レア・セドゥ）を追うことに。
今回の宿敵は
伝説の悪の組織の
21世紀バージョン！？
【松山 梢の女子ツボPOINT！】
タイトルにある「スペクター」とは、シリーズ初期の６作品に登場し多くの悪役を生み出してきた組織の名前ですが、この最新作のスペクターは21世紀のために新たに創造された組織として登場。前作『スカイフォール』で救うことのできなかったジュディ・デンチ演じる上司のMや、『カジノロワイヤル』でボンドの最愛の人として登場したエヴァ・グリーン演じるヴェスパー・リンドなど、亡くなった最愛の女性たちとスペクターとの関連性をつきつけ、ボンドにとってトラウマともなっている少年時代の記憶までもあぶり出す衝撃の内容です。ストーリーのおもしろさはもちろんですが、とにかく冒頭で繰り広げられるメキシコシティでのヘリを駆使したアクションの激しさに唖然！
宿敵を演じる名優に
おなじみのキャラが
立ち向かう！
さらにサム・スミスが歌うドラマチックな主題歌「Writing’s On The Wall」にのせ、炎をバックに裸のボンドが美女とタコ（悪の組織スペクターのロゴがタコだから）にねっとり絡まれるオープニングに笑わされます。ムキムキのカラダをトム・フォードのスーツにねじこみ華麗なアクションを披露するダニエル・クレイグはもちろん、M役のレイフ・ファインズやマネーペニー役のナオミ・ハリスなど同僚たちも再集結。そして悪役を演じさせたら右に出る人はいないクリストフ・ヴァルツの安定の怪演も見事です。
ただし個人的に一番ときめいたのが、ひょろひょろのカラダとふにゃふにゃしたしゃべり方が最高にチャーミングなベン・ウィショーが演じるQの活躍♡ 次々作り出す最新ガジェットはもちろん、何の戦闘能力もない彼がコワモテの男たちに追いかけられるシーンは、この映画の中である意味一番スリリングです。
ボンドガールに
抜擢された美女たちの
熱演も必見！
そして『007』シリーズで忘れちゃいけないのがボンドガール。これまでどちらかというと添え物感の強かったキャラクターですが、今回はイタリアの宝石と称されるモニカ・ベルッチとフランスの人気女優、レア・セドゥのふたりを抜擢するなどキャスティングが豪華。孤独に戦ってきたボンドに愛を選択させる、これまた孤独に生きてきたレア・セドゥ扮する女医との切ないラブ要素は見逃せません。
また敵の元妻を演じるモニカ・ベルッチも必見。世間では彼女の年齢がよく取り上げられていますが、そもそも47歳のダニエル・クレイグと30歳のレア・セドゥよりも、匂い立つようなフェロモンをまき散らす最高にセクシーな51歳のモニカ・ベルッチとのラブシーンのほうが画面の濃度的にはバッチリ。しかも夫を殺されたばかりの未亡人役という設定もたまりません。出演時間は短いものの、観客に強烈なインパクトを残す大人の女の色気にノックアウト。ボンドを惑わすふたりの美女の活躍にもぜひ注目を。
〈映画ライター／松山 梢〉
映画のヒロインに感情移入することでかろうじて「女」であることを維持している、三十路まっただ中のライター松山 梢です。自分に足りない女っぷりを向上すべく、そして美意識の高いマキアオンライン読者の女っぷりをさらにアップさせるべく、愛すべき女子向け映画＆ドラマを紹介していきます！
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