「美人は得」って本当? どんな美人がどんなメカニズムで運を手にするのかを、識者が分析。「MAQUIA」1月号で強運美人になるためのヒントをチェック!

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写真家 下村一喜さん

名女優からの信頼も厚く、数々の美女を撮影してきたカメラマン。その鋭い審美眼で美女論を語った著書『美女の正体』がヒット。

「セルフプロデュース
できる美人」が強運を掴む

幼い頃から女性の美に思いを馳せ、数々の美女を撮影してきた下村さんによれば「ただ造形的に美人に生まれついただけでは、印象に残らないし、運がいいかどうかもフィフティフィフティ。ときに美が枷となることすらある」そう。顔がきれいなだけで宝くじに当たるわけではないし、漠然と幸せになりたいと願うだけでは運も素通りするというのが下村さんの見解だ。「さまざまな経験を積み、目的意識を持って“自分の顔”を作り上げて初めて、運に結びついてくるんです。どんな姿になって、誰にアピールして何を手に入れたいのかで、目指す美人像も変わる。モテたいのか、仕事で成功したいのかまで意識すれば、どんなメイクをしてどう振る舞えばいいかも掴めるし、運が目の前に来た時に気づいて手を伸ばせる。美はそのためのきっかけなのです」


予防医学研究者・医学博士 石川善樹さん

元気にハッピーに生きる方法を、様々な見地から研究。近著に『疲れない脳をつくる生活習慣――働く人のためのマインドフルネス講座』がある。

長寿なのはカワイイより"キレイ"。
目指すは「ヴィンテージ美人」

「美人薄命というのは、食事情が悪かった昔の話」という石川さん。「美人は強運か」という問いに、「美人はモテるか」と「美人は長生きか」という観点から答えてくれた。「男が美人に惑わされることは研究でも分かっていて、結婚や男社会での出世に関しては美人は強運と言えます。男性はフォルムに弱いので、ふわふわ・ひらひら・流線型など、ファッションやヘアメイクで美人と認識させることが可能です」。また、寿命面では「カワイイは若さとともに失われがちですが、キレイは自己プロデュースでいくらでもヴィンテージな価値が出せる。ちなみに、ロシアにある長寿村では“お若いですね”より“年を取って見えますね”のほうが褒め言葉として喜ばれるんです。年齢を重ねた美しさが受け入れられた社会では、女性の自己肯定感が増して寿命も延びるんですよ」


MAQUIA1月号

撮影/岡部太郎〈SIGNO〉(モデル) ヘア&メイク/佐々木貞江 スタイリスト/立石和代 モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) イラスト/Benicco 取材・文/長田杏奈 構成/髙橋美智子(MAQUIA)


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