強運を引き寄せるのは外見だけではない。「MAQUIA」1月号から、品格を生む、俯瞰力をご紹介。伝説のPR、鈴木ハル子さんに積み重ねるべき心がけを教えてもらいました。

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トータルビューティ
アドバイザー
鈴木ハル子さん

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外資系化粧品ブランドの広報責任者として定年まで勤め上げ、現在アドバイザーとして活躍。雑誌の連載や記事なども好評。その美しさの秘密がわかる著書は幅広い年代の女性たちに人気。


ハル子さんのココがスゴい!

“優しくて深い心遣い。
会ってファンにならない人なんていません”

編集長・湯田桂子


ハル子さんのココがスゴい!

“毎日を清潔に生きているからこその
清潔オーラに、会うたび背筋が伸びる”

美容エディター・松本千登世さん

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鈴木ハル子さんの人生を変えた“気づき年表”

10代前半
挨拶が生む良い連鎖に気づく
近隣に住む方たちにご挨拶をするたび、必ず褒められたんですね。だから、子供の私は「調子に乗って」挨拶してた気がする。挨拶がいい空気を生むと、肌で感じ取っていたのだと思います。


20代前半
お土産の本当の意味を知る
出張や休暇を終えた仲間のお土産に深い意味を感じなかった私に、上司が「不在時に電話を取ってくれたり書類を開けてくれたりしたことへのお礼なんだよ」と。以来、私も必ず用意しています。


20代半ば
「雅量」という言葉に出会う
「雅量のある人になりなさい、生きるのが楽になるから」と上司。雅量とは、他人の短所を許し、認める心のキャパシティのこと。意識し続けることで、自信や余裕につながった気がします。


50代前半
変化こそ、楽しむものと学ぶ
外資系企業は日々変化の連続。変化を受け入れない人は必要とされない……。ならば考え方や姿勢を180度変え、変化を楽しまなくちゃ。同時にブレない価値観を持つことも強く意識しました。


俯瞰力が生む、品格。
強運への「ループ」は
そこから始まる

 運がいいかどうかという視点で自分を見つめたことはないけれど、ただ、毎日ご飯を美味しく食べたり、仕事を楽しく続けたりできる自分は恵まれていると思うし、感謝しています。それがすなわち運がいいという表現に置き換えられるのかも。きっと、強運を引き寄せる女性になる「努力」や「心がけ」こそが、強運を引き寄せるのではないかしら?  
そのためにはまず、ブレない軸を持つこと。ブレない→勘違いしない→感謝が生まれる→まわりとの関係がよくなる→自分が楽になる→余裕ができる→自分を俯瞰で見つめられる→自信が生まれる→品格が生まれる→軸が太くなる。そう、すべてが「ループ」になってるんですよね。


強運を引き寄せるのは
他人への思いやり、
優しさ、そして感謝…… 

振り返って実感するのは、マキア世代は「アンステイブル(不安定)」なときだということ。何かと揺れ動き、軸が見えづらい時期です。これからの10年は安定感のある自分へと移行する「橋」。対向する人に突進したり、逃げて引き返したりしないで、一歩一歩渡ってほしいと思います。
誰しも、他人が思うほど幸せではないし、不幸でもないもの。つまり、まわりに見えない部分がほとんどなんです。だから他人と比べるのはやめましょう。服でも仕事でも人でも、何か自分に寄り添ってくれるものを見つけ、感謝すること。そして、まわりに対して思いやりや優しさを持つこと。それが結果的に、強運へのループにつながるはずだから。


MAQUIA1月号

撮影/神戸健太郎 ヘア&メイク/レイナ 取材・文/松本千登世 企画/火箱奈央(MAQUIA)


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