「MAQUIA」1月号から、冷えを改善するためのヒントをお届け。日頃の生活習慣をほんの少し変えるだけで、冷えはここまで防げる!
ストレス、自律神経、血管、リンパ。
セルフチェックでタイプを見極め!
冷え&むくみ解消100問100答
ちょっとした習慣で冷えは防げる
生活習慣編
普段何げなくしている行動を変えるだけで冷えは改善しやすくなるから実践を。
〈教えてくれた方〉
ハーバード大学 医学部教授
根来秀行先生
医学博士。専門は内分泌、腎臓病学、睡眠医学など多岐にわたり、国際的に活躍中。
Q 冷えを招く習慣とは?
A 以下のような行動は冷えます
「冷えを招くのは以下のような行動です。自分に当てはまるかどうかチェックしてみましょう。当てはまるものが多い人ほど体が冷えています」(根来先生)
●運動をする習慣がない
●睡眠時間が毎日5時間以下
●夜寝る前までスマホを見ている
●いつも湯船につからずシャワーで済ませる
●甘いものが好きでよくとる
●ランニングを習慣にしている
●姿勢が悪く猫背だ
●コーヒーが好きで夜もよく飲む
●食事は肉や魚はとらず野菜が中心
●仕事が忙しく休みがあまりない
Q スマホの見すぎが冷えを招くってホント?
A 本当です。気をつけて!
「スマホのブルーライトは眠りを誘うホルモンの分泌を妨げるうえ、メールチェックやゲームなどは交感神経を刺激して血流を妨げ、冷えの原因に」(根来先生)
Q 正しい姿勢を保つだけでもいいと聞いたけど?
A 筋肉強化で発熱体質に
「正しい姿勢を保つと姿勢を支えるために働く筋肉が鍛えられます。筋肉は体で熱を生み出す最大の器官なので筋肉が増えれば冷えにくくなります」(根来先生)
Q 冷え解消に最も効果的な入浴法は?
A 冬は38〜41℃のお湯に
腹式呼吸をしながら入りましょう
「冬は38〜41°C、夏は38〜40°C程度のお湯にゆっくりと腹式呼吸をしながら入浴を。肩までつかれる人は10分程度、半身浴なら30分程度を目安に」(根来先生)
Q 冷えにくい体作りにいいのは筋トレ?有酸素運動?
A 筋トレ5分&有酸素運動15分が効果的
「筋トレには毛細血管を増やす効果があり、さらに血流をよくする有酸素運動も加えると毛細血管力がアップ。筋トレ5分+有酸素運動15分が◎」(根来先生)
Q 寝る直前の歯磨きは毛細血管力を下げる?
A 下げる、という研究結果があります
「寝る直前に歯磨きをすると睡眠ホルモン“メラトニン”の分泌が減り、睡眠の質が下がって毛細血管の血流が減るので毛細血管力低下の原因に」(根来先生)
Q 寝る直前は体を温めたほうがいい?
A 寝つきが悪くなるのでNG
「人間は夜に深部体温が下がると眠くなるので、寝る直前に体の中心に熱が集まると寝つきが悪くなりNG。入浴は寝る直前でなく1時間ほど前に」(根来先生)
MAQUIA1月号
撮影/天日恵美子(モデル) ヘア&メイク/榛沢麻衣 スタイリスト/立石和代 モデル/鹿沼憂妃 イラスト/齋藤よしこ 取材・文/関本陽子 和田美穂 構成/髙橋美智子(MAQUIA)
【MAQUIA1月号☆好評発売中】