「MAQUIA」11月号から、MAQUIA世代に合った、食事制限だけではない“キレイに上手に痩せるコツ”を山本未奈子さんが指南します。

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教えてくれたのは…

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美容家
山本未奈子さん

「シンプリス」を創設。自らのボディ悩みと向き合った『なんでやせないんだろう? 35歳からの「もう太らない自分」の作り方』(講談社刊)も話題。


リバウンドが特技だった
ダイエット人生に終止符!

   3度の妊娠・出産のたびに20㎏近く太り、そのたび苦労して痩せてきたという山本未奈子さん。スレンダーなボディが印象的だけれど、もともと太りやすく、数々のダイエット法を試しては挫折してきたそう。

 「メジャーなダイエットはすべて試しましたが、リバウンドも数知れず。しかも30代に入ると痩せにくくなって、それまでのやり方がまるで通用しない。大人には大人のダイエットがあるんだ、と痛感しました」
 むやみに食事制限をすれば、肌や髪にテキメンに悪影響が出る。頑張って運動をしてもなかなか痩せず、手脚がたくましくなってしまうことも。多くの失敗からたどり着いた結論が、“食事・運動・代謝”の3つ。この組み合わせこそが最強の大人ダイエットだと語ります。

 「ごく当たり前に聞こえますが、この3つをフル稼働させると大人もばっちり痩せるんです。それも6週間、集中的に実践すると、皆さん5㎏はするりと落ちるんですよ。しかも、集中ダイエットの間に培った知識は一生もの。だからリバウンドせず、太らないボディになれます」
 マキア世代なら知っておくべき新常識ダイエット、実践してみては?


未奈子’s ダイエット遍歴
妊娠・出産のたびに太ったり痩せたりを繰り返し、大人の痩せにくさを身をもって体感。血と汗にじむダイエットの黒歴史(?)を公開します。

28歳

初の妊娠で20㎏増!
食事も美味しく幸せ♡


初めての妊娠で「栄養をつけなくちゃ」と過ごし、18㎏増。写真は産後、ボディが戻らなかった時期。周囲から「たくましくなった」と言われたことも。


30歳

油抜きダイエットで

肌も髪もパサパサに…


32歳

ゆるくダイエットを続け
もとの体重に何とか戻す


35歳

2度目の妊娠で
再び20㎏増


気をつけていたつもりが、第2子妊娠でまんまと20 ㎏増。産後も痩せにくく、「代謝が落ちるってこういうことか!」と大人ダイエットの難しさを実感。

36歳

1年かけて運動と食事で
なんとか贅肉を落とす


36歳

育児と仕事に追われ
ジワジワリバウンド


37歳

3度目の妊娠で23㎏増
危機感を感じる


第3子妊娠中、体重が人生MAXを記録。「せっかく頑張って痩せたのに」と嘆きつつもつい食べてしまい、妊娠中から産後のダイエットに想いを馳せる。


38歳

極端な食事制限と運動で
マッチョな体に


39歳

「リバウンドしない」を
目標にダイエットを模索


仕事柄、写真を撮られることも多く、自分の姿を客観的に見て猛反省。リバウンドを繰り返すダイエットに終止符を打とう、と本気モードで研究を開始する。


39歳

初めてダイエット成功!
未奈子式大人痩せを極める


未奈子さんの経験した
失敗ダイエット の数々

カロリー重視の 油抜きダイエット

第1子を出産後「たくましくなったね」と言われてハッとした未奈子さん。一念発起してカロリー重視の油抜きダイエットで20㎏近く落としたものの、肌も髪もパサパサで毛穴も開きまくり。肌を立て直すには数年を要したというからダメージ大!

・髪も肌もボロボロ

・婦人科系の機能に支障も


単品置き換えダイエット

ティーンのころの「りんごだけ食べる」「バナナだけ食べる」に始まり、ダイエット食品に置き換えたり「朝カレーで痩せる!」にトライしたり。そのいずれもたいして体重は減らず、朝カレーに至っては体重も体脂肪もまったく動かなかったそう。

・リバウンド必至

・コスパも実は良くない


ストイックな 糖質制限
ハードな 筋トレ

最初のトレーニングでは倒れ込むほど辛かったのに、2カ月で慣れて引き締まったそう。けれど魚介類中心の糖質制限食でコレステロール値が上がってしまい、食事をもとに戻すことに。その結果、あっという間にリバウンドしてしまったそう。

・マッチョになる危険性も

・辛いストレスとの戦い


【次のページをチェック!】未奈子式大人痩せの掟チェック》》

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6週間、1日50gの糖質オフとは?
「これまでトライしたどんなダイエットよりも、糖質オフは効いた!」と山本さん。ただし期間限定で、栄養バランスにもこだわるのが、キレイに健康的に痩せるコツ!


Q なぜ糖質は1日50gまで?

A 蓄積された脂肪を燃やすには糖質を控えるのが近道!
食材には多少なりとも糖質が含まれるけれど、未奈子式では1日の糖質摂取量は50g以下が目標。一番のエネルギー源である糖質を抑えることで、脂質が効率的に使われるように。


Q 水の取りすぎもかえって良くないんでしょ?
A NO!

脂肪の燃焼にも糖の排出にも水が必要なため、水分不足はダイエットの大敵。多めに摂った水分は排出されるので、むくみやすい人も水分を控えず、冷えや血行不良のケアを。

Q 糖を摂らないと脳が働かないんじゃない?
A ケトン体質になれば大丈夫!

糖質は脳の重要なエネルギー源です。それが不足すると困るからこそ、体は蓄えた脂肪を分解して糖質を作る(=ケトン体質)へとシフト。脳の働きはしっかり守られます。


Q 糖質オフするとリバウンドしない?
A 未奈子式ならしません!

糖質オフをした後、元通りの食事になるとリバウンドする可能性大。けれど、未奈子式では「正しい食べ方」や「適正体重の心地よさ」がわかるのでリバウンド知らずに!


Q そもそも糖質オフってどうするの?

A スイーツはもちろん、ご飯やパン、麺、芋類は完全除去!
そもそも、何が糖質なのかわかっていない人も多いもの。砂糖はもちろんですが、ご飯やパン、麺類といった主食、芋類、フルーツ、それにかぼちゃやプチトマトなどの甘い野菜は糖質が多いので基本的にNG。ビールやシャンパン、日本酒、甘口ワインなども御法度。ただし未奈子式では、酵素やビタミンも摂りたいので、朝はフルーツOKです。


Q シュガーレスものを食べればOK?
A 成分表示トラップにご用心

「シュガーレス」「糖類ゼロ」「ゼロカロリー」などは糖質ゼロではないので要注意! また、成分表示は「100g当たり」表記が多いので、全量に対しての糖質量もチェックが必要。


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【糖質】
砂糖から炭水化物まで含めた、ダイエットの敵がこの「糖質」。食べるときには必ずここをチェックせよ!

【容量】

成分表示は100g単位が基本ですが、これは10g。たとえばドリンクは350mlや500mlが多いので、必ず全体の量に換算を。

【糖類】

「糖類」は砂糖そのもの。ダイエットの敵である炭水化物も含めた表記は「糖質」なので注意が必要です。


MAQUIA11月号

撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/堀 紘輔〈+nine〉 取材・文/高見沢里子 構成/山下弓子(MAQUIA)


【MAQUIA11月号☆好評発売中】

最終更新日:

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