「MAQUIA」3月号では、働き続ける目元をレスキューするための方法を医学博士の森岡先生に聞きました。あなたの不調の原因は目元かも?

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頭痛や肩こりだけでなく、不眠や倦怠感、イライラに不安といった不調の数々も、じつは目の疲れが原因だって知っていますか? 毎日の"あった目"習慣で、働き続ける目元をレスキュー!


教えてくれたのは…

医学博士
森岡清史さん

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吉祥寺森岡眼科院長。1998年から全国でも希少な「眼精疲労治療室」を開設している眼精疲労のスペシャリスト。著書『目を温めると身体が自然によみがえる!』は、加熱せずに目の周りを持続的に温める特製アイマスクつき!


上乗せされる疲労が
すべての不調の原因に!

「私たちの目は、眠るまで休むことなく16〜18時間ほど働き続けています。さらに、PCやスマホ、テレビなど発光するものを見続けると目の周りの筋肉が緊張して硬くなり、血流が悪化して酸欠状態や冷えを呼び、交感神経優位になります」(森岡先生、以下同)
 交感神経が優位になることで、イライラや不安、頭痛、肩こり、倦怠感、不眠、集中力低下など不調の原因につながるのだそう。「目の疲れはリセットしない限り上乗せされていきます。そこで効果的なのが“目を温めること”。ゆっくり時間をかけて温めることで、目の筋肉がほぐれて血流もアップし、自律神経のバランスが整うことで、体が本来のあるべき状態へとよみがえっていきます」


目を温めるだけで
身体もよみがえる5つの理由!

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1 目の筋肉がやわらかくなる
温めることで目の周りの血流がアップして、ガチガチの筋肉もほぐれやすく。「疲労によってこわばっていた目の筋肉『毛様体筋』が柔軟性を取り戻せば、低下していたピント調節機能が正しく働いて視力が本来の状態に戻るので、落ちていた視力も上がります」


2 眠りが深くなる
毛様体筋が緩むと、目やまぶたに溜まった疲労物質も流れて目の疲労が取れると同時に、自律神経も整いやすく。「自律神経の乱れが整えば深く眠れるようになり、深くて長い睡眠がとれるようになると、さらに自律神経のバランスが整うという好循環につながります」


3 目周りのくすみ、シワが減る!
「シワは、皮膚のたるみ。これは水分や栄養不足で起こります。温めた血流にのって酸素や栄養がいき渡ることで、目元のくすみやシワの軽減も十分に期待できます。充血やドライアイも改善され、まぶたの筋肉も持ち上がるので、目元の印象も変わってきますよ」


4 自律神経が整う
毛様体筋や目の周りの細胞は、自律神経に深く関係するパーツ。「毛様体筋がこわばると、交感神経のスイッチが入りっぱなしの誤作動状態になります。温めてほぐすことで、体が“戦闘モード”から“休息モード”へと切り替わり、乱れたバランスも整います」


5 思考までクリアに!
視覚は、脳の深い部分で思考回路とつながっていて、目のピント調整が正しく作用しないと頭も働きにくくなるのだそう! 「目を温めて本来の機能を取り戻すことで、脳への刺激が増えて活性化します。すると、集中力や処理スピードもアップしてクリアな思考に」

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MAQUIA3月号

撮影/当瀬真衣(モデル) 河野 望(物) ヘア&メイク/コンイルミ〈ROI〉 スタイリスト/森 由美江 モデル/西村みえこ イラスト/本田佳世 取材・文/国分美由紀 構成/木下理恵(MAQUIA) 撮影協力/アワビーズ


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