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私たちの肌の内側にも外側にも、くすみを引き起こす危険が潜んでいた⁉ 皮膚と気象状況のエキスパートにお話を聞き、肌を取り巻くリスクを解明します。

私たちの肌の内側にも外側にも、くすみを引き起こす危険が潜んでいた⁉ 皮膚と気象状況のエキスパートにお話を聞き、肌を取り巻くリスクを解明します。


年齢を重ねるにつれ避けられない“糖化”。その糖化が生み出す物質がくすみの引き金に⁉

\お話を聞いた皮膚のエキスパート/

糖化で生まれる
AGEとは?

「肌老化の原因のひとつが“糖化”」。これは耳にした人も多いかも。糖化とは、身体を構築するタンパク質が糖と結びつき、化学的反応を経てAGEという物質を生み出し、タンパク質を変性させてしまうこと。「AGE化したタンパク質は本来の働きができず、分解もされにくくなり、古いタンパク質が体内に残ってしまうことも。それによって肌を含む、身体のあらゆる組織の老化が進みます。生活習慣病などの原因にもなるといわれているんですよ」(川端さん・以下同)

AGEは表皮にも存在した!

「皮膚においては、ハリや弾力を支える真皮のコラーゲンやエラスチン繊維をAGEが壊し、老化を促進することが早くからわかっていました。その一方、AGEが生成されるのには長い時間がかかるので、ターンオーバーによって短期間で生まれ変わる表皮には、AGEは存在しないと考えられてきたんです。でもカネボウ化粧品では、AGEがある場所を独自の方法であらためて確認し、表皮にも存在することを、2009年に世界ではじめて発見しました」

「AGEの多い角層は
透明感が低い」理由

「その後、細胞骨格タンパク質がAGE化されやすいこともわかりました。この細胞骨格タンパク質は文字通り表皮細胞の丈夫な骨格を形づくり、角層となって肌を守る大切なもの。そのタンパク質の働きがAGE化によって阻害されてしまうため、角質細胞の形に異常を引き起こしてしまうのです」。さらにAGE化は、整った角層の形成や、肌の保湿機能に大切な働きをもつフィラグリンの発現にも影響を与えてしまう。角層にAGEが多い肌は、水分量が少なく光を透過しないので、透明感が低いこともわかったのだとか。

表皮AGEの形成を
抑えるには?

AGEを減らすには、過剰に糖質を摂ったり、急激に血糖値を上げる食生活をしないことがいいとされているが、実際それはなかなか困難。そこで、表皮AGEの形成抑制を目指し、カネボウ化粧品がたどりついた成分がチョウジ抽出液だ。「真皮と表皮のAGE形成抑制に効果がある化粧品成分は違うんです。表皮AGEの形成を抑制することを目的に見つけ出した自信の成分がチョウジ抽出液です」


変動を続ける気候や環境の変化で、乾燥が進んでいることもリスク増大につながっていた!

\お話を聞いた気象状況のエキスパート/

ヒートアイランド現象
により、夏が長くなった⁉

猛暑が続き、やっと気温が下がったらまた暑さがぶり返したり。なんだか異常な昨今の気候。「特に都市部での異常気象の大きな要因のひとつが、“ヒートアイランド現象”。都市化による緑地の減少、コンクリートに覆われた地面の増大、クルマや建物からの排熱の増加などにより、最高気温35度以上の猛暑日が増えているんです」(松本さん・以下同)。そこに地球規模の「温暖化」が拍車をかけ、夏が長くなって春や秋が短くなったかのように。「エアコンをつける期間も長くなり、肌の乾燥が気になりますね」


 

都市化が進むほど
湿度も低下してしまう

「日本の都市部では、“都市化”によって年々湿度が低下し、大気の乾燥も進んでいます。これは、アスファルトやコンクリートに覆われて、水分を蓄えられる土の地面が減少したり、緑地や植物、水面自体が減少しているためです」。シミやくすみをはじめ、肌にダメージを及ぼす紫外線量もさまざまな要因により増加傾向にあり、肌を取り巻く環境はますます過酷に。

縦軸が湿度の変化率(%/100年)、横軸が都市化率(%)。全国50地点における統計期間は1931年から2014年まで。都市化に比例して、湿度がじわじわと下がっている。

肌の乾燥を感じる人が、なんと全体の80%。乾燥はみんなの大きな悩みに。

乾燥対策なくして
透明感は叶わない

多くの女性が抱える肌悩みといえば、乾燥。水分不足の肌は透明度が低く、角質も厚くなるため、くすみの大きな原因のひとつに。「外出時は風邪予防も兼ねてマスクをし、室内では空調の位置や風向きを確認して席を選ぶ、自宅では加湿器を使うといったことを心がけています」。そしてスキンケアでは、うるおいを与えるだけでなく「育んで保持できる」肌に導くことが何より重要に!


イラスト/雨月 衣 構成・文/巽 香 企画/山下弓子(MAQUIA)

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