つい「デュオデュオ〜♪」と、あの歌を口ずさんでしまうほど 身近な存在になりつつあるDUO。DUOっていったい...? ということで、「MAQUIA」12月号連載『イトーーク』から、生みの親、松浦社長にお話を伺いました。

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マキア編集長
伊藤かおり

non-no、MORE編集部を経て’08年からマキアへ。入社以来人物インタビューを中心に取材してきた経験を活かし、美容=人生を誌面づくりのモットーに。


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プレミアアンチエイジング株式会社
代表取締役社長 
松浦 清さん

外資系金融機関、戦略系コンサルティング会社を経て、ラグジュアリーブランドの日本法人、上場投資会社の社長を歴任。2009年12月に同社を設立し、化粧品開発販売事業を開始。

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DUO
スキンケアライン
全10種 ¥3000〜¥9000

肌悩み別に選べる3種のクレンジングや洗顔など「落とす」ケアから、肌トラブルの根本原因にアプローチするリペア美容液、化粧水、クリームなど全10製品がリニューアル。


ロゴとパッケージを一新してスタイリッシュに!

伊藤 一度耳にしたら忘れられない、堂本兄弟ならぬ「デュオ本兄弟」が歌うキャッチーなメロディのCMでおなじみの「DUO(デュオ)」。CMでも言っていましたが、この秋、デザインを刷新してリニューアル登場しましたね。

松浦 大きく変えたのはロゴとパッケージ。DUOとはギリシャ語で数字の「2」のことで、これは「自然」の力と、先端の「科学」を意味しています。しかし、これまでのロゴだと「デュオ」と読まれにくかったのと、今後のグローバル展開を見据え、もっと伝わりやすく、スリムにしてスタイリッシュなデザインに一新しました。実は「D」の部分が、数字の「2」になっているのですよ。

伊藤 あっ、本当だ!ユニセックスなデザインでシェアコスメにもよさそう。

松浦 基本は女性の肌ベースで開発していますが、僕の周りでもDUOを愛用してくださっている男性は多いです。


自然×科学の融合で肌の土台を養うのが狙い

伊藤 DUOといえば、やはりクレンジングバーム。今でこそ人気が高まっているバーム形状ですが、DUOがデビューした2010年当時はまだ一般的ではなかったですよね。どうしてクレンジングバームを開発しようとしたのですか?

松浦「落とすことから始め、土台力を養う」というコンセプトのもと、クレンジング開発に着手したのですが、最初からクレンジングバームを開発しようとしていたのではありません。肌を摩擦せず、負担をかけずに落とすことができるものを探していたところバーム形状に出合えた、というのが大きな理由。しかし、そこからが試行錯誤の連続で。そもそも僕は美容とはあまり関係のない異業種からの参入でした。ビジネスの視点では商品開発の期間は短い方が良いのですが、お客様にとってよいもの、妥協しないものを作りたいという思いから、構想から製品が完成するまでに3年ほどかかりました。でも、そのおかげで基本設計を変えずに発売から9年経った今でも、クチコミサイトのクレンジング部門で連続1位をいただいています。これは我々の自信にもなっていますし、何よりクレンジングバームの進化に貢献している、と僭越ながら思っています。

伊藤 クレンジングバームといい、土台力といいまさに先見の明!どの製品にもリポソームや炭酸、抗炎症など、美容のトレンドワード、パワーワードというべきアプローチが搭載されていますね。

松浦 我々は研究所を持っていない分、世の中にたくさんある素晴らしい成分や素材をフレキシブルに使用することが可能です。これらを時代やニーズにあわせて、適材適所で使って商品を開発し、適正価格でお客様に届けたいという思いが常にあります。


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圧でスーッととろける心地よさが絶品。(右から時計回りに)エイジング悩みに。デュオ ザ クレンジングバーム、毛穴悩みに。デュオ ザ クレンジングバーム クリア、肌の色・くすみの悩みに。デュオ ザ クレンジングバーム ホワイト 90g 各¥3600/プレミアアンチエイジング


年齢に関係なく、好奇心を持ち続ける人のために

伊藤 クレンジングバームは肌悩み別に3種類。エイジング悩み、肌の色・くすみの悩み、毛穴悩みと、大人の肌悩みは大概この3つに落とし込めるもの。気分やその時々の悩みでも変えられて今っぽいなあ、と思いました。

松浦 それも狙ったのではなく、悩みのニーズに応えるうちにこうなったというのが正直なところです(笑)。

伊藤 DUOのコンセプトである「科学」という部分はよくわかったのですが、「自然」の力というのは?

松浦 肌にとって自然な原料を使用しているというのもあるのですが、それだけでなく、いかに肌にとって自然か?ということに注力し、不要なものは入れず、肌の構成成分、親和性にこだわっています。肌の炎症のこと、効果実感を考えると「自然」に行きつくのです。

伊藤 DUOの、あまたあるエイジングケア製品との違いは何だと思いますか?

松浦 たくさんありますね。企業理念にもなりますが、僕が思うアンチエイジングって“好奇心を持つこと”だと思うのです。アンチエイジングって年齢を重ねた人のテーマではなく、今の時代、年齢は関係なくなっている。つまりアンチエイジングとは“人の時を放つ”こと。これが我々のテーマで、そういう人に刺さる化粧品がDUOだと考えています。


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松浦さんの若さの秘訣は何ですか?

「1つめが好奇心を持つこと。実はこの仕事を始めるまで無趣味だったんです。そこで“食”に興味を持ったところ、そこからコミュニケーションが生まれ、新たな刺激に。2つめは旅行。あえてなじみのないところへ足を運ぶことで発想の源に。3つめはアート。アートを通して全く違う世界の人たちと交流が持てる。何より人との出会いが秘訣ですね」



MAQUIA 12月号

撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉

※本記事掲載商品の価格は、本体価格(税抜き)で表示しております。掲載価格には消費税は含まれておりませんので、ご注意ください。


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