日本上陸5年を迎え、さらなる快進撃を予感させるメルヴィータ。オイルブームを牽引し、日本女性の心を鷲づかみしたその理由をお伺いしました。「MAQUIA」3月号より、お届けします。

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「オーガニックであることは一つの強みとして面白い、ワクワクする!を発信するブランドでありたい」

メルヴィータ
ブランドディレクター
塚崎卓也さん

2007年ロクシタングループ入社。メルヴィータの誠実な製品作りと肌効果に感銘を受け、2010年7月メルヴィータ設立からブランドに携わる。現在日本での事業を統括。

マキア編集長
湯田桂子

2004年にマキアを立ち上げた創刊メンバーのひとり。マキアの合言葉は、“願望実現ビューティ”!


確かな肌満足感をもたらし、
日本上陸5年間で急成長!

湯田 2011年に上陸し、昨年春で5周年。「まだ5年だったの!?」と疑ってしまうほど、メルヴィータブランドは世の中に浸透している印象があります。いったいメルヴィータの何が、審美眼が厳しいといわれる日本人女性の心をつかんだのでしょう?
塚崎 香りやテクスチャーといった化粧品としての使い心地はもちろん、一番ご評価いただいたのは、製品の「効きのよさ」です。今でこそオーガニックコスメの肌へのアプローチは、多くの方が認識していると思いますが、上陸当時はどちらかと言えばイメージ先行。機能性よりおしゃれさに満足感があった時代です。しかしメルヴィータには、「オーガニックでも効く」という本質を感じさせるものがあったのです。
湯田 保湿をはじめ、SOSケアでもこれでなければ、という大好きな製品があります。メルヴィータはフランスで30年以上の実績があると伺いましたが、ロクシタンがメルヴィータを導入するにあたってどんなきっかけがあったのですか?
塚崎 メルヴィータはロクシタングループなのですが、本国のロクシタンCEOがメルヴィータの製品力、効果感にひと目ぼれしたのが始まりです。私自身も初めてメルヴィータを使ったときに、CEOとまったく同じ感想を持ちました。同時に、日本のお客様にも受け入れられる、と確信したのです。
湯田 それが見事当たりましたね。
塚崎 メルヴィータは、1983年フランス南東部アルデーシュで生まれたフランス初のオーガニック認証ブランドのひとつです。養蜂家であり生物学者であるベルナー・シュビリアが「生きた自然をそのままに」を理念に創業しました。シュビリアは、まさに植物のエキスパートで、オーガニック認証団体のエコサート・コスメ部門の初期メンバーだったり、コスメビオの会長をするなど、その世界ではすごく有名な方なんですよ。だからこそ、皆さんを納得させるコスメが作れるのです。
湯田 中でも代表するアイテムといえば、やはりオイル。特にアルガンオイルは、メルヴィータの中でもダントツ人気ですよね。
塚崎 そうなんです。本国では20年来のベストセラーです。別名「神の恵みの木」とも呼ばれるアルガンツリーから摂れるオイルは、人の皮脂の成分と非常に似ているため、肌にスッとなじみます。洗顔後のまっさらな素肌にオイルが行き渡ることで、その後のスキンケアの水分をギュッと抱え込む働きがあるんです。
湯田 「何をしても潤わなかったのにこれは違う!」という声が多かった。このアルガンオイルの登場がオイルブームの火付け役になったと言っても過言ではありませんよね。
塚崎 オイルを洗顔後すぐの肌にブースター的に使うという方法も、受け入れていただけました。
湯田 これによって“メルヴィータのオイルはすごい”というイメージができ上がった気がします。だから、2014年に発売した肌引き締めオイル「ロゼエクストラ ブリリアント ボディオイル」も大評判に。結果を出すメルヴィータのオイルだから、人気が出ないワケがない。
塚崎 おかげ様で、今ではアルガンオイルと並ぶヒットアイテムです。
湯田 ボトルがほんのりピンクで可愛くて、SNSで紹介されることも多かった! 中のオイルはピンクじゃなかったけど(笑)。

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メルヴィータを
代表する2つのオイル

(写真右から)セルライトに着目し、すっきり美肌ボディ。発売以来の人気。ロゼエクストラ ブリリアント ボディ オイル 100㎖ ¥4800、抜群の保湿力で名実ともに人気ナンバー1。ビオオイル アルガンオイル 50㎖ ¥3500/メルヴィータジャポン


オイルのメルヴィータが
新しいブライトケアを提案

塚崎 そんなオイルのエキスパートであるメルヴィータが、この春「オイルでブライトケアする」新シリーズを登場させます。それが「ネクターブラン」。どんなに紫外線を浴びても、毎年大輪の真っ白な花を咲かせる白ゆりのオイルを全品に配合しました。白ゆりオイルならではの働きで、ブライトケアはもちろん、透明感溢れる肌へと導きます。
湯田 ブライトケアということは、日本からの要望ですか?
塚崎 日本を中心に、アジア各国からの、ですね。本国も協力的で、お客様が求めるものに応えたいという思いが強いので、アジアの要望にも真摯に対応してくれるんです。
湯田 このシリーズにもブースターオイルがあるんですね。「ウォーターオイル デュオ」は2層式。これは振ってから使うのですか?
塚崎 はい。オイル1:ウォーター3の比率で配合することで油分と水分を理想的なバランスで整え、その後のお手入れを格上げします。化粧水後は、気になる部分を狙い撃ちする「コンセントレイト セラム」、次に透明感を肌にラッピングする「クリーム」で完了です。
湯田 オイルなのにベタつかず、それでいて潤いをホールドするテクスチャーはさすがですね。
塚崎 本国とはかなり密にコミュニケーションを取りますからね。
湯田 女性のニーズがギュッと詰まっているメルヴィータ。今後もますます人気が高まりそうです。

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この春は、オイルでブライトケア!

(写真右から)みずみずしいジェルが浸透し、気になる部分に密着。ネクターブラン コンセントレイト セラム 30㎖ ¥7800、ブライト成分と潤い力を強化。同 ウォーターオイル デュオ 50㎖ ¥4000、軽い使用感。同 クリーム 40㎖ ¥7500/メルヴィータジャポン(3/ 1発売)

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こだわり抜いた製品を
手に取りやすい価格で

オーガニックというと、使い方が厳格であったり、雰囲気先行だったり。そんな中、使うと手放せなくなるのがメルヴィータの製品たち。「化粧水ごくごくオイル」の愛称で親しまれるアルガンオイルも、いつものケアに一品取り入れて効果を実感してほしい、という姿勢に、製品への自信を感じます。しかもお値段3500円。お手入れ習慣を変えるほどのブームを巻き起こす力は、価格も大いに関係あり。惜しみないサービス精神に尊敬の念を深めました。


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MAQUIA3月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/湯田桂子(MAQUIA)

MAQUIA書影

MAQUIA2024年10月22日発売号

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