あちこちで問題になって健康や美容などのまとめサイトが閉鎖されていますね。これまでこういったサイトで記事を書かないかと色々お声がけ頂きました。例えばこうです、「専門性のある記事を書いてください。美容記事、隔日。一本一記事1000円。」1000円はその誘いの中で高い方で一記事100円位のところもありました。「 美容コラム、〇〇百字以上の記事、アクセス報酬制 」などなど。「アクセス報酬制、美容記事執筆者として働きませんか」と。クリック報酬制ですと毎日書いて投稿をすればお給料になるわけですからどこかで見た記事を無断転載、引用をして自分で記したものではないものを自分が書いたように掲載してまとめサイトに投稿する執筆者も出てきてしまったのでしょうね。
たくさんお声がけ頂きましたがお受けできませんでした。まとめサイトで隔日、毎週という義務を負いながら記事を書いてお金をいただくことが魅力ではなく不安に感じてしまったのです。
アクセス報酬制ですと刺激的な言葉、爆・激・超を多用したり記事的に安近短が増えていきますよね。旅行の嗜好を表す時に使う安近短の言葉が美容まとめサイトにあてはまることが多いことも今年の傾向だったと思います。
旅行なら安く、近場で短期間の旅行という意味ですが、最近のウエブの美容・健康まとめサイトの嗜好傾向にあてはめると「 安=無料で、 近=てっとり早く 短=短めですぐに読める。短文で 」が大流行した年だったと思います。
誰でも簡単に発信者になれる時代、その発信された情報源の信憑性を考えながら読む必要があるという警鐘がなった年でもありました。「安近短で書ける情報、得られる情報ってどうなの?」と考えるべき帰路に来たと思います。
「 安=無料で、 近=てっとり早く 短=短めですぐに読める。短文で 」の美容・健康情報は便利で短時間に沢山の情報がじゃんじゃかと入ってきますが、信憑性がない間違った美容情報が自分に集積して逆に情報疲れをしてしまうかもしれません。もちろん安近短の記事でも素晴らしい物もありますが誰が書いたどこが発信源のサイトなのか、記事なのかを記事の背景に感じながら情報収集しなくてはと思うこの頃です。書き手が誰で、サイトの屋根がどこなのか(この場所でいうと書き手が私でshino、集英社MAQUIAオンラインですね。)大切なのは美容情報を沢山集めることだけではなく、自分の肌や体や心で丁寧に味わって感じること、自分がしっかり消化できることが重要だと思います。10個の安近短の美容情報を集めるよりも数個自分でしっかり体感したことのほうが価値があると私は考えています。(安近短の流行に反した長文の記事でごめんなさい!)
プロ顔負けの美容マニア
得意な美容ジャンルは スキンケア。鋭い観察眼と豊富な経験をもつスキンケア通。コスメの発表会 セミナーレポートに定評あり。