みなさんから届いた質問やお悩みに、えみが真正面から向き合う大人気連載。気付けば今年も終わりに近づく今、秋冬を満喫すべくアイデアをひとつ。

鈴木えみ

えみはどう考えて、どう思う?
EMI SAYS...,

Q.秋冬のファッションとメイクプランは?

Fashion
A.自分にしっくりくる
スタンダードな服を
秋素材で楽しみたい
ここ最近は自分の中にしっくりくるムードがあるから、「秋冬だから服を買いに行こう!」ということはなくて、好きなものを軸にマイナーチェンジするように。今回のコーディネートも、自分の中ではもはやスタンダードなんです。シルエットは下重心で、ベロアやレザー、フェザーやニットのような表情のある素材で重さを出しつつ、肌感や透け感があるのが定番。アームウォーマーもわりと着用するし、垂れたり揺れたりするディテールもすごく好み。あと、長時間外を出歩くタイプでもなく、室内に入れば暖かいし、夏も一日中家のクーラーをガンガンにつけたくなるほど代謝も良いからか、ここ数年で重めのアウターを着る頻度も少なくなってきました。軽く羽織れる程度のものでこと足りるので、よくこんな格好で秋冬も外出しています。

鈴木えみさん

Beauty
本能的に感じる
“もわっ”とした
フェロモンに憧れます

季節でというより、髪色や服装に合わせてメイクを微調整することがほとんどなんですが、最近ね、フェロモンに似た色気に憧れていて。いかにも計算高くてお色気ムンムンって感じじゃなくて、もっと母性というか本能的な色気。“ぷりんっ”じゃなくて“もわっ”、に惹かれるんです。たまにいません? 一緒にいると「眠くなるかも~」っていう人。もちろん声のトーンや所作も関係あると思うけれど、とにかくそんな理想のフェロモン感をどうやったら演出できるかと考えた時に、やっぱり“赤”は全世界すべての人に通う血の色で、それが外に表れていたら私はエロスを感じるな、と。ただ、このメイクのポイントとなるチークを赤にすると作為的な『メイク』になっちゃうから、くすんだローズにして『リアル』な血色感に見せているのがこだわりです。

鈴木えみさんメイク使用アイテム-1

A ただのピンクとはひと味違う、赤の余韻を感じさせる深みのある仕上がりに。繊細なきらめきで目元に立体感も。シグニチャー カラー アイズ 07 ¥7700/SUQQU B 赤みと黄みの秀逸バランスで、優しくも印象的に目元を引き締める。シルキーリキッドアイライナーWP ナチュラルブラウン ¥1430/ディー・アップ C ボリューム感のあるカールされたまつ毛が、ワンストロークで。ノワール ジェ ¥4950/ゲラン

鈴木えみさんメイク使用アイテム-2

D パウダリーで透けながら、クリーム級の馴染みの良さ。リエンダ ビューティ ライトブレンドブラッシュ 01 ¥4950/rienda beauty(バロックジャパンリミテッド) E 上質なツヤを放つ、コクのあるベージュカラー。ルージュ アリュール 209 ¥5500/シャネル F 指先にニュアンスを宿す、シアーで赤みを帯びたダークブラウン。ラポドゥジェム ネイルポリッシュ naked brown ¥1540/レザボア

HOW TO MAKE-UP
EYE
Aaをアイホールの丸みに沿って広げ、目尻側は少し外側にのばしてキャットラインのようなシルエットに。bを二重幅に重ねたら、下まぶた全体にa+bを混ぜてのせ、目元を囲んだ印象に。上まつ毛のキワをなぞるようにBでラインを引き、上まつ毛だけにCを塗布。

CHEEK
Dをブラシに含ませ、頬の中央を始点に円を描きながら左右にぼかし広げていく。鼻上で繋げると幼い印象になるので、鼻脇で止めて。

LIP
「暗めの髪色に戻して、再びリップを塗り始めた」と言うえみ。目元とチークに大胆に赤みを持たせた分、深みベージュEでシックに。

NAIL
微かに赤みを感じさせるシアーなブラウンで指先にも統一感を。全てのネイルにFをワンカラーで潔く。ショートネイルもえみの定番。



MAQUIA 12月号
撮影/Masaya Takagi(モデル) 新谷真衣(物) ヘア/HORI〈bNm〉 メイク/吉田佳奈子 スタイリスト/山王丸久美子 モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) 構成・文/森山和子 企画/吉田百合(MAQUIA)


※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

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