今最も愛される男、菊池風磨さんの素顔に迫るインタビューをお届け。今の彼を形作った幼少期の思い出や、家族への思いを聞きました。

菊池風磨 インタビュー

今最も愛される男の、裸の心
この男、菊池風磨。

空気を読む策士・
菊池風磨の誕生秘話
菊池家の初孫であり、両親の友達の中でも一番最初の子供。僕は皆にとって“初めての子供”で幼い頃から大人に囲まれて育ったんですよ。子供みたいに感情的になる人が身近にいないから周りの大人達を「何考えているのかな」と子供ながらに推察。「オレは必死にボールを追いかけているのに、なんで、この兄ちゃんは走らないんだろう。なんでボールを本気で奪いにこないんだろう」なんてことを考えたり。大人達が遊びの相手をしてくれないときは「どうしたら、こっちに振り向かせることができるか」考えたりしてね。


今でも覚えているのが祖父ちゃん家に親戚が集まった日のこと。田舎の夜ってさ、真っ暗になって怖いんだよね。で、そこで幼い俺が考えたのは「この“怖い”という感情を上手くアピールすれば、大人達がかわいそうに思って大好きな人生ゲームを一緒にやってくれるかもしれない」だったっていう。子供の頃の僕はそんな姑息なことばっか考えていましたからね(笑)。ただ、そのときは作戦が裏目に。親戚の大人達から返ってきたのは「そんなに怖いなら裏山の神社に行って写真撮ってこい」という幼い僕の期待を裏切るまさかのスパルタ方面のミッションで……。ビビりながらも行きましたよ、人生ゲームのために(笑)。あれが多分、人生で一番の恐怖体験なんじゃないかな。おかげで、それ以降の俺、怖いもんナシなんですよ(笑)。まあ、つまり、周りの大人達からいろんな意味で鍛えられた過去があるからこそ、今の僕がここにいるわけです。

家族、大事です
菊池風磨、なんせ初孫なもんで、祖父母からはそれはもう可愛がってもらいました。だからこそ、大人になった今は二人を大切にしている。こないだも、婆ちゃんから「ランチしない?」の電話がかかってきて祖父母と母と4人で寿司屋で食事したばかり。時間があるときは祖父母と3人で旅行やドライブに行ったり、母が見つけた美味しい店に家族5人で行ったり、歳の離れた弟と妹が塾に通っていたときは、送り迎えにも行っていたし……。
家族は大事です。でも、それって自分にとっては“普通”のことなんですよね。地元では基本的にノーガード。芸能人でもなんでもなく菊池家の長男でしかないんで。こないだも、夜中にアイスが食べたくなって部屋着のまま原付で買いに行きましたからね(笑)。

FUMA KIKUCHI

1995年3月7日生まれ。2011年、Sexy Zone結成&デビュー。飾らない性格を武器にバラエティでも活躍。今年は出演ドラマ『ファイトソング』がスタート。映画『もっと超越した所へ。』も公開予定。活躍の場所をどんどん広げる彼に注目が集まっている。

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撮影/SASU TEI〈W〉 ヘア&メイク/藤原羊二 スタイリスト/井田正明 取材・文/石井美輪 構成/萩原有紀(MAQUIA)

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