地球を守り、環境負荷のないヴィーガンコスメを実現【エミトーーク 第6回 AVEDA（アヴェダ）】

気になるブランドをマキア編集長が徹底取材。製品作りから社会還元まですべての活動を通して、地球を大切に守り続けていくことをミッションに掲げ、実行しているアヴェダ。そのフィロソフィーを伺いました。

第６回　AVEDA（アヴェダ）
地球を守り、環境負荷のない
ヴィーガンコスメを実現

地球環境に負荷をかけず
高機能な製品を開発
清田　一貫してクリーンかつホリスティックなイメージがあるアヴェダですが、これは創業時からですか？
出口　はい。アヴェダは、1978年にサロンスタイリストだったホースト レッケルバッカーが創業したブランド。彼は、地球とそのコミュニティにも負荷をかけない製品を提供する、というビジョンに基づき、アヴェダを作りました。
清田　40年以上も前から！　その背景は何だったのでしょうか？
糠田　体調を崩したホーストが、インドへ療養の旅に出かけたときにアーユルヴェーダと出合ったことです。この時に出会ったアーユルヴェーダ医療の権威である夫妻と共にアヴェダを創設。古代インドの知恵をベースに、ハイパフォーマンスなものを提供する姿勢は当時から変わっていません。ちなみにアヴェダの語源は、ブランド創設のきっかけとなったアーユルヴェーダを略したもので、「すべての智慧」を意味します。
出口　私たちは、その使命を受け継ぎ、アップデートして、昨年１月よりすべての製品がヴィーガン製品に進化しました。
清田　SDGsがスタンダードとなりつつある現代ですが、当時からそれを行動に移していたとは驚きです。
出口　その他にも、アヴェダのフィロソフィーとして、毎年４月に「アースデー月間」へ参画したり、化粧品業界にて世界初のリサイクルパッケージを実現したり。また、ミネソタ州の本社敷地内にソーラーアレイを導入し、再生可能エネルギーへの取り組みにも貢献しています。
糠田　アヴェダは「化粧品業界で初めて」ということが多いんですよ。
清田　最近は、こういったメーカーのバックボーンをコスメ選びのポイントにしている方も増えてきていますよね。アヴェダを知れば知るほど、ファンが増えそうです。そんなアヴェダから、1月、2月発売の新製品3品が登場。コロナ禍でお家時間が増え、ヘアケアの需要が増えたというお話を聞きましたが、その影響はありますか？

集中ヘアケア３品の登場で
より満足できるお家時間へ
出口　自粛中はサロンがクローズしたこともあり、パフォーマンスの高い製品を求める方が増えましたね。というのも、マスク生活になり、髪への注目度が高まったのも、1つの要因だと思います。
清田　ドライヘア用ヘアケアシリーズ「ニュートリプレニッシュ」から登場の、2種類のヘアパックがまさにそのニーズに応えるものですね。個人的には、髪の手触りがやわらかくなるのに重くならないところが好きなシリーズです。今回、「乾燥やパサつきが気になる髪にとって、脂質を補うことがカギになる」という知見を伺い、とても納得しました。
糠田　肌も脂質が減ることで乾燥してしまうように、髪もパサパサになってしまいます。さらに乾燥は、頭皮環境が乱れる原因にも。また、潤いがないと、ブラッシングなどの摩擦により乾燥が深刻化したり、湿気で髪が広がりやすくなったり。だからこそ、髪だけでなく、頭皮にも潤いを与えられるヘアパックが必要だと考えました。
清田　髪の保湿だけでなく、頭皮環境から整えられるのがいいですね。
出口　ライトとディープの2種類ご用意していますが、毛先のパサつきが気になるときはディープを、など、髪のコンディションによって使い分けていただくこともできます。
糠田　実は、新発売の夜用美容液「ボタニカル リペア オーバーナイト セラム」も、お客様が自宅での時間をより効率的に過ごせるように開発されたもの。着目したのは、寝ている間に起きる髪と枕との摩擦。髪にヴェールをつくり、摩擦によるダメージから守りながら、毛髪を補強、補修します。
清田　スキンケアでも夜用コスメが人気ですし、寝ている間にお手入れしたい、という声は多いですよね。
出口　夜の新しいルーティンにしていただければうれしいです！

MAQUIA 3月号
撮影／土佐麻理子　取材・文／藤井優美〈dis-moi〉　構成／清田恵美子（MAQUIA）

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※本記事は2022年1月末時点での情報です。