夏の終わりのヘアトラブル。乾燥、枝毛、臭いetc.髪のエキスパート・美香さんが回答

そろそろ暑い夏も終盤。過酷な夏を過ごし、全身に疲れやガタがきているはず…。紫外線や汗、皮脂、乾燥などによる髪のトラブルも深刻。解決策を、ヘアサロン「AMATA」の美香さんに教えてもらいました。

ヘアをご自愛ケア

シャンプー前に、地肌をブラシでマッサージ！
（以下、美香さん）
「ブラシを頭皮に直角にあて、細かくジグザグとゆり動かしながら前髪から後髪へ向かって移動を。血流アップができおすすめ」

髪が濡れているうちにつけて
ドライヤーで乾かすと浸透力UP。
重くなりません

トリートメントをコームでとか
しながら、毛先まで行き渡らせて
「髪表面が穴空き状態で水分も髪の成分も逃げやすいから、トリートメントでしっかりコートして」

毛穴に詰まった
酸化汚れは指クロスで
もみだすように洗って
「地肌がきちんと洗えていない人が多いんです。シャンプーは地肌を捉えて洗うように。週に1回のディープクレンジングも効果的！」

切れた髪を補修する
トリートメントを
シャンプー前にも行って
「切れた髪のタンパク質を結合して鉄筋構造のようにするトリートメントをシャンプー前にも！ さらに、シャンプー後にも手持ちのトリートメントをすれば、強力メンテできます」

水分と油分をチャージできる
マスクで、集中ケアしましょう
「トリートメントで水分と油分をしっかり入れることで、毛髪の密度が高まり、髪色が深く！」

海藻をひたすら摂るなど偏りは禁物。
栄養をバランスよく摂取することが
欠かせません。髪悩みが気になりだしたら、
栄養バランスのよいサプリメントでチャージ
「髪の生まれ変わるサイクルを考え、サプリメントは最低3カ月は飲み続けることがポイントです」

優しく洗えるものに切り替えて。
UVカット習慣も大切です
「軽い火傷のようなものなので、マイルドなシャンプーにチェンジ。髪と頭皮にUVスプレーも忘れずに」

髪の芯を強化する
美容液なら一晩寝れば
うねりが落ち着く
「髪のタンパク質や水分・油分が不足すると、髪の中がスカスカになりうねり要因に。夜、水分やケア成分をチャージしつつ、流出を留めるアウトバストリートメントをつけて」

2シャンが基本！ 
炭入りシャンプーを投入し、
臭いゾーンを念入りに
「1回目は地肌を中心に、2回目は地肌も毛髪も洗って。潤いは与えつつも、吸着力に優れた備⻑炭入りのシャンプーを使うと、臭いが取れますよ」

髪の生え際をつまむマッサージで、
筋膜を一気に引き上げて
「髪の生え際のゾーンを、耳横から上に向かってギュッギュッとつまんでいきます。さらに耳横から頭頂部に向かい、ぐーっと引き上げ固定して」

アホ毛用マスカラで
ささっと表面をなでればOK
「とろみでアホ毛をピタッとさせる、ジェルマスカラがサロンでも活躍」

首の後ろを冷やすと、汗が引きますよ。
温度調節ができるドライヤーも◎
「大きな血管が通る首を冷やすと一気にクールダウン。冷タオルや熱さまシートを首後ろに貼りつつドライヤーをすると◎」

MAQUIA 10月号
撮影／榊原裕一　イラスト／田中麻里子　取材・文／中島 彩（MAQUIA）　構成／萩原有紀（MAQUIA）

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