食事制限しているのに痩せない。その理由は、食べグセにアリ!? ダイエットのエキスパート田路先生に、痩せやすい体質になる食べ方のポイントをうかがいました。
形成外科医 田路めぐみ先生
「スタイルM」ダイエット外来のメインドクター。今までに試したダイエットは数知れず!
リバウンドせず、無理なく痩せるにはどうしたらいいの? 食事ダイエットの極意はこの6点!
1. タンパク質は意識して摂る!
タンパク質は、脂肪燃焼を手助けしてくれる“筋肉”の材料!
田路先生「食事制限により摂取エネルギーが急激に減ると筋肉量が落ち、結果代謝が低下してしまいます。筋肉維持のためにも、ささみや大豆などの良質なタンパク質を積極的に摂りましょう」。
2. 人工甘味料はオフすべし
カロリーオフ食品に多用されている人工甘味料は、ダイエットの敵!?
田路先生「カロリーは低いものの、肥満ホルモンと呼ばれるインスリンの放出を促進。摂取しない状態と比べて6倍脂肪がつきやすいというデータが明らかになっています」。
3. 低GI食品を取り入れるべし
田路先生「低GI食品とは、血糖値を穏やかに上昇させる食品のこと。血糖値が急激に上がると、インスリンの分泌が促され、脂肪蓄積が進んでしまいます。血糖値の急激な上昇を抑えるためには、よく噛んで食べることも大切です!」。
4. 寝る直前に食事を摂らない
寝る直前に食事を摂ると、摂取したカロリーを消費しきれず、太ってしまう!
田路先生「余ったエネルギーは“インスリン”の働きで体脂肪として蓄積されます。また寝る前の食事は睡眠時に出される成長ホルモンの放出を妨げ、さらに脂肪燃焼を悪化。寝る直前は、食事を控えましょう」。
5. 単食ダイエットはリバウンドする可能性大!
特定の食品だけを摂り続けるダイエットはNG!
田路先生「実践すると一時的に体重が減りますが、単に栄養失調に陥っているだけ。そして、その栄養失調から回復するときには、必ずリバウンド現象が起こります」。
6.調味料やドレッシング、お酒の摂りすぎに注意
意外に多く含まれている調味料やお酒の糖質もコントロールすればより痩せやすく!
田路先生「糖質は血糖値を急速に上昇させるため、脂肪の蓄積を促します。お酒はビールや日本酒ではなく、焼酎やスピリッツなどの蒸留酒を。サラダもオリーブオイル、酢、塩・こしょうで食べるのがオススメ」。
次回は、食べる順番を意識するだけで痩せ体質に近づく“帳消し食べ順ダイエット”をご紹介します。
MAQUIA2015年6月号
イラスト/斉藤ヨーコ 構成・文/平田桃子 岡本のぞみ〈verb〉企画/髙橋美智子(MAQUIA)
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