冬の乾燥シーズンをうるおい肌で乗り切るためのコツをQ&A形式でご紹介。食事やインナーケアからできるアプローチをまとめました。

うるおい肌 食事 インナーケア 乾燥 保湿

魔冬の乾燥に立ち向かえ!

冬のうるおいにベストなケア100問100答

教えてくれたのは
慶田朋子先生

皮膚科医

慶田朋子先生

銀座ケイスキンクリニック院長。深い知識と治療経験をもとに美肌の真実を啓発。

山崎まいこ先生

皮膚科医

山崎まいこ先生

まいこ ホリスティック スキンクリニック院長。インナーケアにも精通。

くまなく満タンに
全身うるおいケア
ボディや髪の乾燥も見逃せない! 外から塗るだけでなく、食事やサプリで内側からもうるおして。

[食事・インナーケア]


Q うるおい肌のためにぜひ摂りたい栄養素は?
A タンパク質は必須
ベースとして絶対に摂りたいのはタンパク質。大豆製品や赤身肉、卵などです。ビタミンAや亜鉛が足りていない人も目立ちます。食事がサラダ中心の人は油分も補うとベター。(山崎先生)

Q うるおい肌を助ける飲み物はある?
A 発酵系飲料はおすすめ
甘酒や乳酸菌由来のものは腸内環境を整え、うるおい肌の助けになります。肌の細胞機能全般を高めてくれる可能性が。(山崎先生)

1 VATEN 100ml ¥432/福光屋 2 明治スキンケアヨーグルト素肌のミカタ 112ml ¥143(編集部調べ)/明治乳業

米発酵由来成分100%のエナジードリンク。VATEN 100ml ¥432/福光屋 肌のうるおいを保ち乾燥を緩和。明治スキンケアヨーグルト素肌のミカタ 112ml ¥143(編集部調べ)/明治乳業

Q どんな食べ方を心がけるといい?
A 栄養素摂取は夜がベター。
ベジファーストで
寝ている間の細胞修復に使えるよう、夜にバランスよく栄養を摂取したいもの。血糖値の急変動を防ぐためにベジファーストで。血糖値が跳ね上がったときに分泌されるインスリンは、体や肌の炎症を引き起こす側面が。(山崎先生)

Q おすすめの油はある?
A バランスがいいのはオリーブオイル
オメガ3系オイルは肌機能を高める美肌オイルの代表ですが、熱に弱く酸化しやすいという欠点が。体内でも同様なので注意が必要。必須脂肪酸を含み、比較的酸化に強く、風味や使い勝手がよいのはオリーブオイル。(山崎先生)

Q やっぱり水をたくさん飲むほうがいいですか?
A YES
目安は1日1.5リットル

水分摂取は体重1キロにつき30cc、平均的な体型なら1日1.5〜2リットルが目安。マスクが外しにくく飲み物を我慢するという声も多いので、意識して摂取を。(山崎先生)

Q 補ったほうがいいサプリメントを教えて
A セラミドやヒアルロン酸にも注目
全方位で働くビタミンCに加え、食事で補いにくいビタミンAと亜鉛も。(山崎先生) セラミドやヒアルロン酸も内側からも摂取するとより効果的。(慶田先生)

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セラミド、鉄、コラーゲン、ヒアルロン酸を配合。水なしで飲める。アルフェ ディープエッセンス〈パウダー〉 30袋 ¥2678/大正製薬

Q 発酵食品はうるおい肌にも効果的?
A YES!
腸内環境が悪くなるとビタミンB群などが作られにくくなるほか、炎症物質も発生。腸内環境を整えることが、巡り巡ってうるおい肌に役立つのは間違いなし。(山崎先生)

Q 肌あれは脳疲労のせいなの?
A 関係があります
脳疲労があると睡眠の質がダウン。睡眠は美肌のベース。脳が休息せず、オーバーヒートしていると、ストレス負荷がかかって炎症が起こりやすく、肌修復が行われにくくなります。肌あれの原因がそこにある人も。(山崎先生)


MAQUIA 1月号
取材・文/小田ユイコ 柏谷麻夕子 構成/萩原有紀(MAQUIA)


※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

最終更新日:

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